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堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
数々の戦国武将との闘いを経て、戦国の世に終焉させた武将、徳川家康。
このように書くと、北斗の拳のケンシロウやラオウのような響きですが、徳川家康と聞いて思いつくキーワードってありますか？
江戸幕府、関ケ原の戦い、小牧・長久手の戦い、三方ヶ原の戦いなど、戦国時代に詳しい人なら家康のベストバウトなどを挙げるかもしれませんが、私は敢えて取り上げるなら人質生活と我が子・信長による信康殺害命令ではないかなと思います。
世界で探してもこれほど忍耐に忍耐を重ねた人物はいないのではないかと思っています。
幼少期には人質生活で、織田方と今川方に行き来して、それこそ生きた心地をしなかったのではないかと思います。
親が何か失敗すればその時点で殺されてしまうかもしれませんからね。
家康の忍耐力はここで培われたと言ってもいいと思います。
武田家と信康、そして家康の妻・築山殿が内通しているとして、信長からの殺害命令が下されました。
徳川家では信長と戦うか従うかの2択に迫られましたが、家康は信長の命に従う選択肢を取りました。
私は徳川家康という人物が天下を獲った最大の決め手は、この忍耐強さと我が子を殺してでも今でいう会社を守った点ではないかと思いますし、ここに関してはどうしても真似ができない点だと思っています。
家康級の忍耐力はおそらく現代人にはほとんど不可能に近いと思いますが、それでも自分の気持ちを優先せずに、怒りは敵という点はとても見習うべき点ではないかなと思います。
コロナで誰かに何かをぶつけたくなる人はたくさんいると思いますが、結局は怒りが敵となりそうです。
落ち着いて冷静に今何をすべきかを考えるべきであって、堪忍が無事長久の基となるという言葉は大変重いなと感じました。
最近、忍耐に関する言葉を探すようになっています。
とにかくパニックになることを想定して、自分はとにかく冷静に判断できるようにいたいという思いがあるからです。
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